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10月7日(金)中学生は『ノ―マリー教室』を実施しました。

お知らせ

10月7日(金)中学生を対象に『ノーマリー教室』を実施しました。

ノーマリー教室とは『ノーマライゼーション』(障害者でも一般の人と同じように生活できる社会をつくる、という考え方のこと)に触れ、自分なりに考えを深める時間として遺愛女子中学校では毎年実施しています。

今年は全体会として高齢者福祉のお仕事に携わっていらっしゃる『松島芳子さん』を講師に迎え、高齢者が苦手とすること、松島さんが高齢者の方と接するときにどんなことを心がけているかということ、そして、高齢者の方の素晴らしいところなどお話していただきました。
これまでも松島さんにはたびたび講演をお願いしており、今回もユーモアあふれるとても面白く、そしてわかりやすいお話をしていただくことができました。聞いている生徒たちも松島さんの問いかけにきちんと答えており、会話のキャッチボールをしながら飽きることなく、1時間余りの講演に聞き入っていました。

講演最後には、高齢者体験セットを代表生徒が装着し、関節の動きが悪くなったり、体が重く感じたり、音が聞こえにくくなったりを実際に体験することができました。見ている方も、とても動きにくそうだということを十分理解することができました。

後半は教室に戻って『ダイバーシティ&インクルージョン』(多様な人材を受け入れ、その能力を発揮させる考え方)について考える機会を持ちました。
視覚障碍者の方が横断歩道を渡る様子やインタビュー、視覚障碍者と聴覚障碍者と健常者が会議をする場面などの動画を見ながら、なぜ多様な考えの人と意見を交わすことが必要なのかや、他者(自分)のデメリットをメリットに言い換えて見方を変えてみる大切さなど考えることができました。

これからの時代を生きていく中で、今回の教室が出会いを大切するひとつのきっかけになることを願っています。